ルーテル学院の全国挑戦 第95回全国高校サッカー選手権1回戦 vs尚志

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    12月31日14時。新春の陽光が降り注ぐ駒沢競技
    場、22名の選手たちが夢舞台に立つ。

     

    第95回全国高校サッカー選手権1回戦。
    対戦カードは、

     

    福島県代表 尚志高校(3年連続8回目)

    熊本県代表 ルーテル学院高校(5年ぶり4回目)

     

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    尚志のスタメン

     

    1堀江亮博ラッセル郡山FC
    3進藤雅也三井千葉SC(千葉)
    4和田大樹FC明浜Jrユース(神奈川)
    5生井沢佑斗鹿島アントラーズJrユース(茨城)
    6常盤 悠湘南ベルマーレ小田原(神奈川)
    7神垣 陸A斡僑藤(群馬)
    8松本雄真柏ラッセルFC(千葉)
    14影山 諒ヴィヴァイオ船橋FC(千葉)
    22青木 峻VERDY SS AJUNT(東京)
    9渡部公平Tama City United FC(東京)
    10加野赳瑠⊆島Jrユースつくば(茨城)

     

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    ルーテル学院のスタメン

     

    1黒田将司9喩FC
    4江崎巧朗▲襦璽謄覲惘|
    2南利昇哉ルーテル学院中
    10島津玲斗ルーテル学院中
    13徳永敦優.襦璽謄覲惘|
    3谷本玲弥リベルダージFC(静岡)
    5三上宗一郎▲螢戰襯澄璽FC(静岡)
    6東 晃隆アムソウルFC
    7竹宮彪真.襦璽謄覲惘|
    11永田紘基ルーテル学院中
    9伊藤 連アミザージFC(山口)


    前日の開幕戦とはうって変わって穏やかな日差
    しと微風。

     

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    福島から、熊本から駆けつけた部員、生徒の声、
    吹奏楽の音色とともにキックオフの笛が鳴る。


    大事な大事な立ち上がり、まず攻め込んだのは尚
    志、ルーテルを自陣に押し込めCKを獲得、次々
    にシュートを放つが、GK黒田がセーブして事な
    きを得る。

     

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    前半10分、ルーテルのペナルティエリア内で跳ね
    たボールがDFの手に当たると主審はペナルティ
    スポットを指しながら笛を吹く。


    棚ぼたのようなPK。県予選でPK3本を止めて
    いるGK黒田に祈りが注がれるが尚志の9番渡部
    は冷静にゴール左隅に蹴り込んだ。

     

     

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    大きな1点を得た尚志はボールを保持したまま攻
    勢を強める。ルーテルは守備を固めロングボール
    を前線の伊藤と永田に送るが尚志の守備陣に跳ね
    返される。さらにルーテルには硬さが目立つ。何
    でもないようなトラップが流れピンチに繋がる場
    面もあり苦しい時間が続く。

     

     

    スタンドは絶好調。姉妹校の聖望学園の部員も加
    わり、いつも通り笑わせてくれる頼もしい声が響
    く。

     

    尚志の攻撃をしのぐルーテルは前半25分、永田が
    尚志8番松本に潰され、FKを獲得する。ルーテ
    ルを全国へ導いてきたセットプレー。10番島津の
    右足はゴール前の密集から逸れ、左サイドの大外
    で待つ3番谷本がダイビングヘッドで合わせる。

     

    ボールはGK堀江の脇を抜け、劣勢だったルーテ
    ルがゴールをこじ開ける。

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    苦しい展開の中で同点に追いついたルーテルが勢
    いづく。11番永田が持ち込んで獲得したCK。こ
    ぼれ球を拾った6番東が枠内にシュート。しかし
    これはゴールライン上で尚志DFがクリアする。

     

    尚志に落ち着きがなくなり、ルーテルが次々とセ
    カンドボールを拾いゴールへと迫ると前半終了間
    際、左サイドから5番三上が持ち込んで横へ。こ
    れを永田がスライディングで流し込む。

     

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    2−1。ルーテルが試合をひっくり返して前半を
    終える。序盤は堅さが目立ったルーテルだが、全
    国の舞台で力を発揮してみせた。

     

     

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    メインスタンドに日がかかりはじめる後半、尚志
    は14番影山に代えて11番高橋大河(三井千葉S
    C)を右サイドへ投入。

     

    そして後半5分、尚志はCKを獲得。6番常盤の
    右足からのボールを黒田が弾き、それを進藤がヘ
    ッド。そのこぼれ球を突進してきた進藤が詰めて
    尚志が同点に追いついた。

     

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    2−2。試合はふたたび振り出しに。

     

    息を吹き返した尚志はテクニシャンの加野に代え
    て180僂離好肇薀ぅー、20番井上真冬(ART

    ISTA FC千葉)を投入。ルーテルが攻撃に出たと

    ころで中盤が次々とボールを狩り取り、ショート

    カウンターを浴びせ続ける。井上はドリブルで持

    ち込み、ポストプレーで味方の上がりを引き出し

    、猛威を振るう。

     

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    後半20分を過ぎて、ルーテルはシュートはおろか
    CKすら奪えない。島津がよいインターセプトを
    発揮し、ポストにも助けられ何とかしのぐが、尚
    志の前線はしつこくルーテルの繋ぎにプレッシャ
    ーをかけ、前半以上に苦しい時間が続く。

     

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    後半23分。尚志のCK。精度の高い常盤のストレ
    ートボールがゴール前へ迫る。そこに飛び込んだ
    のは、井上真冬。

     

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    押し続けた尚志が再逆転を遂げて3−2とする。

     

    シュートを撃ちたいルーテルは伊藤に代えて8番
    鈴木登己峰(▲襦璽謄覲惘|罅砲鯏蠧するが後

    半29分、尚志は井上が持ち込んでゴール正面へ

    パス。


    それを受けた渡部はGKのタイミングを外して右
    足を一閃。GK黒田は一歩も動けなかった。

     

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    4−2。残り時間は10分を切る。

     

    守勢が続くルーテルは選手交代を経て島津をボラ
    ンチに上げ打開を図るが尚志の守備を攻略するこ
    とが出来ず、試合は3分のアディショナルタイム
    へ。

     

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    刻々と減る時間の中、ルーテルは右サイドを上が
    る4番江崎が抉り、途中出場の19番谷川隼(ル
    ーテル学院中)がシュートを放つがGK堀江のセ
    ーブに阻まれ、万事休す。

     

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    後半に本来の力を発揮した尚志が4−2でルーテ
    ル学院を振り切り、2回戦へコマを進めた。

     

          ◇   ◇   ◇

     

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    プリンスリーグで実績を残し、他地域からも選手
    が集う全国レベルの強豪は強かった。一度はルー
    テルのペースに持ち込んだものの、後半に入りネ
    ジを巻きなおしてからは終了間際までルーテルに
    シュートどころかセットプレーすら許さない試合
    運び。

     

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    その尚志は2日後の2回戦、山梨学院に1−2で
    敗れ、大会を去った。福島の地で切磋琢磨を続け
    た才能ある選手たちのこれから。また彼らの試合
    を見る機会を楽しみにしたい。


    ◇    ◇    ◇

     

     

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    前半の尚志の攻勢からPKで失点したときは、こ
    のまま飲み込まれ敗れ去ってしまうのではないか
    とも思わされたが、ルーテル学院の選手たちは逞
    しさを見せてくれた。

     

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    全国の舞台でエンジのユニフォームが躍動する姿

    を見る事ができた満足感。

     

    大舞台で硬さを見せてしまったことへのもどかし

    さ。

     

    強い強い相手と戦うことで発揮されていく選手の
    姿を見ると、もっと彼らのプレーを見ていたかっ

    たと思わされる。

     

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    高校サッカーを終える3年生も、新チームで雪辱
    に燃える下級生たちも、この試合の経験が将来の
    糧になることを心から願っている。

     

     

    最後に、

     

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    全国の舞台でもそろっていたお辞儀。


    初めてそのお辞儀を見てから3年。お辞儀に驚き
    応援に笑わされ、中原輝というタレントに魅了さ
    れ、ライバルたちを知り、世代が移る中でルーテ
    ルで戦う選手や周囲の方々との出会いがあり、と
    うとう全国大会まで見に来てしまった。

     

    総体で国府に敗退したときは「全国なんて夢物語
    で終わってしまうぞ」と思わされたが、苦難を乗
    り越えて全国にたどり着いた彼らの姿は輝かしか
    った。

     

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    初めて目にした開会式、そして開幕戦に集った

    48代表校1440名の選手と、13000名を

    超える大観衆。選手権という大舞台は、すべてを

    懸けて挑むに値するものでした。素晴らしい経験

    になったのは、間違いないと思います。

     

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    これからも彼らの挑戦を見守っていきたい。

    全国大会での挑戦、本当にお疲れ様でした。
    また会いましょう。

     

     

    サッカー専門店 ユニオンスポーツ


    若蜂軍団2016最終決戦。

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      12月18日。

      アビスパ福岡U18がプレミアリーグ昇格への大一

      番へ挑む。

       

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      高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯プレミアリ

      ーグへの昇格チームを決めるプレミアリーグ参入

      戦は、全国9地域のプリンスリーグを勝ち抜いた

      16チームが4組に分かれてトーナメントで昇格

      の4枠を争う。

       

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      プリンスリーグ九州を2位で終えたアビスパ福岡

      U18は、16日の1回戦でプリンスリーグ東海

      1位のJFAアカデミー福島を3−1で退け、ベガ

      ルタ仙台U18を1−0で破った広島皆実高校と

      の決戦に臨む。

       

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      ここまでの道のりは平坦ではなかった。

       

      アビスパが経営危機に揺れた2013年秋。ユー

      スチームはプレミアリーグから降格し、翌年のプ

      リンスリーグは7位に沈んだ。

       

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      2015年は4位。大分トリニータU18、大津

      高校の後塵を拝し、2位以内に届かなかった。

       

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      冨安健洋は2年の夏にトップチームへ合流したが

      、崎村祐丞、稗田圭吾、濱口功聖ら1年時からス

      タメンを確保した選手たちが3年となり、宮内真

      輝がキャプテンとしてスタートした2016年の

      プリンスリーグ。長崎総科大付属高校との開幕戦

      は、後半5ゴールを許し0−5の大敗。

       

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      その翌週に熊本地震の発生によりリーグ戦は中

      断。6月のクラブユース選手権では決勝でサガ

      ン鳥栖U18に延長戦の末に敗れた。

       

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      その後に待っていたのは、地震により中止を余儀

      なくされていた試合の代替日程として組み込まれ

      た夏季の土日連戦。

       

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      不安は尽きなかったが選手たちは逞しかった。


      高体連チームとの連戦を大量得点で勝ち抜き、長

      崎総科大付属とのリベンジマッチには敗れたが、

      12勝2分け4敗の成績で2試合を残して2位を

      確保した。さらに秋のJユースカップではプレミ

      ア勢を破りベスト8に進出。

       

       

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      苦しい道のりを経て、若蜂たちは確実に強くなっ

      た。2013年の春の全国大会、ナイキプレミア

      カップで3位に輝いた世代が、最後の最後に迎え

      る大勝負。

       

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      後輩たちにプレミアリーグという舞台をプレゼン

      トするために、何よりもアビスパが存続するかど

      うかも分からない中でアビスパユースに進むこと

      を選んだ彼らが、最高の笑顔で勝利を飾れるよう

      に。

       

       

      明日の試合を最後に、3年生はそれぞれの道へ進

      む。どんなときも試合会場に駆けつけ愛を叫び続

      けてきたサポーターたちとともに、最高の123

      アビスパを。

       

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      12月18日13時30分、舞台は広島広域公園

      第一球技場。若蜂軍団の最終決戦に、アビスパの

      仲間たちのめいいっぱいの気持ちを送って欲しい

       

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      2年前の秋に感じた大きな希望を、今こそ現実へ。

       

      ともに戦おう未来へ。

       

       

       


       

      サッカー専門店 ユニオンスポーツ


      選手権熊本2016 決勝 熊本国府vsルーテル学院

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        決戦を控えた選手たちには、笑顔があった。

         

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        11月20日、うまかな・よかなスタジアム。
        天候はくもり、無風。

         

         

        第95回全国高校サッカー選手権 

        熊本県大会の決勝戦は、熊本国府とルーテル学院

        によって争われる。

         

        ルーテル学院(以下、ルーテル)
        のスタメンと戦績

         

         

        新人戦…ベスト8(vs東海星翔1-2)
        総体……ベスト8(vs熊本国府0-3)
        リーグ戦…県リーグ2位

         

        1回戦…シード
        2回戦…シード
        3回戦…vs北陵22-0
        4回戦…vs熊本農3-2
        準々決勝…vs熊本学園大付属1-0
        準決勝…vs大津3-3(PK3-1)

         

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        1黒田 将司9喩FC
        5江崎 巧朗▲襦璽謄覲惘|
        3南利 昇哉ルーテル学院中
        10島津 玲斗ルーテル学院中
        13徳永 敦優.襦璽謄覲惘|
        4谷本 玲弥リベルダージFC(静岡)
        6三上宗一郎▲螢戰襯澄璽FC(静岡)
        7東 晃隆 アムソウルFC
        20竹宮 彪真.襦璽謄覲惘|
        9永田 紘基ルーテル学院中
        11伊藤 連 アミザージFC(山口)

         

         

         

        熊本国府(以下、国府)のスタメンと戦績

         


        新人戦…両校優勝(雪のため決勝中止)
        総体……優勝(vs熊本商1-0)
        全国総体…1回戦(vs鹿島学園0-0,PK5-6)
        リーグ戦…県リーグ5位

         

        1〜3回戦…シード
        4回戦……vs済々黌5-0
        準々決勝…vs開新5-1
        準決勝……vs東海星翔2-1

         

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        1生田 千宝ロアッソ熊本U15
        2北脇 拓海FCKマリーゴールド天草
        4久野 龍心B斥朷本
        5藤田 海輝FCコンクエスタ
        6尾上りつきシャルムFC
        3渡辺 智貴FCKマリーゴールド熊本
        7坂本 幸広ブレイズ熊本
        10池本 葵B斥曠好檗璽超面
        11杉田 達哉CAグランロッサ(福岡)
        17井手口凌我FCコンクエスタ
        9高原 悠太ブレイズ熊本

         

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        両ゴール裏には両校のサッカー部や部活生、一般

        生徒が集結し、熱い応援合戦を繰り広げて決戦の

        空気は最高潮。


        熊本地震によってバックススタンドは閉鎖された

        ままだが、メインスタンドには各校のサッカー部

        や多くの観衆が詰めかけ、熊本県民運動公園の駐

        車場はキックオフ1時間前には満車状態に。

         


        12時05分、全国を懸けた決戦がはじまる。


        大声援に押されて攻め込んだのは国府。開始早々

        に左サイドからのクロスがCF高原に渡りかける

        が、CBに入る島津がクリア。さらに国府は右か

        ら池本が左SB徳永との1対1からカットインし

        、クロスを送るもクリア。ルーテルの最終ライン

        に対してパスミスを誘うような守備で圧力をかけ

        て主導権を握りにかかり、緑色の大声援がそれを

        後押しする。

         

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        夏までの応援リーダー岸下剛虎(ブレイズ熊本)
        を決勝のメンバーに送り出した応援団と生徒たち

        の声はメインスタンドの保護者の手拍子に反響し

        、あたかもホームゲームのような雰囲気を作る。


        最終ラインからのビルドアップを封じられたルー

        テルだが、ロングパスを左MFの竹宮に通し、そ

        こから中央の伊藤、逆サイドの東へと渡りシュー

        トに繋げる。

         

        さらにルーテルは伊藤のロングスローを180

        の1年生徳永がニアに入りヘッドでファーへすら

        すがわずかに枠外。互いに堅い守備からの切り替

        えの速さでチャンスを作ろうとし、緊迫した時間

        が続く。

         

         

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        ボールがゴール前に迫るたびに、ゴール裏から大

        きな声援が湧く中でその歓声がさらに大きくなっ

        たのは21分、ファウルを受けたルーテルはプレ

        ーを素早く再開。島津から7番東へのスルーパス

        が通る。歓声と悲鳴が交錯する中、東のドリブル

        を国府GK生田がセーブして安堵と嘆息のため息

        に変わる。

         

         

         

        前半の半ばを過ぎて、国府の1トップと4人のM

        Fによるプレッシャーを、ルーテルの最終ライン

        が落ち着いてパスを回して隙をうかがい始める。

        夏の総体での対戦では、前半早々にPKを与えて

        失点した後、前からのプレスに浮足立って失点を

        重ねたルーテルだが、本来ボランチの江崎と徳永

        をSBに、キック精度の高い島津をCBにコンバ

        ートしたルーテルは簡単にボールを失わず、前線

        へのフィードを送り続ける。

         

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        こうして送られたボールをFWが収め、ボランチ

        に落として右サイドに展開、再び東が抜け出して

        シュートを放つ。しかしGK生田は素早く反応し

        て右手で弾き出す。

         

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        ピッチサイドで準備する控えメンバーの前で、前

        半の均衡は続く。ルーテルにチャンスを作られ続

        けていた国府はアンカーの3番渡邉のボール奪取

        と7番坂本のボールキープと配球を軸にボールを

        ふたたび支配。高原が幅広く動いて杉田や池本が

        飛び出すスペースを作るが、ルーテルも中央はし

        っかりと守り国府に決定機を作らせず、0−0で

        前半を折り返す。

         

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        後半から、国府は井手口に代えて16番字室航平

        (太陽スポーツ熊本)を投入。高原と字室の2ト

        ップに変更する。

         

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        10分のハーフタイムを挟んで対峙する後半、激

        しい球際のバトルからスタートする。

         

        そのさなか、会場内の迷惑駐車を報せる場内アナ

        ウンスが入る。ゴールキックを谷本がヘッドで跳

        ね返す。車のナンバーを告げるなかで、高く跳ね

        たボールはバウンドし、落下点を永田と久野が競

        り合う。競り合いを制した背番号9が、バウンド

        に右足を合わせて前に出ていたGKの頭上を狙う

         

        DSC02801.jpg

         

        生田は戻りながらシュート掻き出そうと右手を伸

        ばしボールを弾く。アナウンスは喚声に掻き消さ

        れ、ボールはポストに当たり、ゆっくりとゴール

        マウスへと転がっていった。

         

        DSC02813.jpg

         

        後半3分、ルーテル学院が先制ゴールを挙げる。

         

        リードを許した国府はサイドからのクロスを多用

        して中央を固めたルーテルを崩しにかかる。後半

        17分、高い位置を取る左SB尾上りつきに杉田

        達哉からボールが入る。

         

        DSC02968.jpg

         

        背番号6はマッチアップした江崎を振り切り、高

        精度の左足でファーサイドをクロスを送る。

         

        その先に走り込んでいたのは背番号11。高い跳

        躍で完璧に合わせる。

         

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        GK黒田の腕伸ばした腕は届かず、緑色の熱狂が

        スタジアムを覆う。

         


        重要な試合でゴールを決めてきたエースの一撃で

        熊本国府が試合を振り出しに戻す。


        ここから試合は膠着する。

         

        DSC02845.jpg


        ルーテルはスペースを消して国府のサイド攻撃を

        封じるが、前への圧力が生み出せない。互いに決

        定機の生まれない時間が続く。両ゴール裏はピッ

        チへエネルギーを送ろうと特大の声量で選手を後

        押しする。

         

        後半残り10分を切り、ルーテルは永田に代えて

        8番鈴木登巳峰(▲襦璽謄覲惘|)を投入。する

        と鈴木はサイドに流れてチャンスを演出し、ふた

        たび試合は動き始める。

         

        DSC03195.jpg

         

        国府は足を痛めた北脇に代わり19番野田拓海(

        エンフレンテ熊本)を投入。最後まで走り切れ

        ず涙する北脇を、ベンチの仲間たちは全員で労

        う。

         

        後半も残りわずか。

         

        鈴木にボールが入ればえんじ色の歓声が上がり、

        国府のアンカー、渡邉はこぼれ球を拾い攻撃を継

        続させれば緑の声援が湧き上がる。

        クロスに4人が入って勝負を決めに来た国府の攻

        撃をルーテルがしのぎ切り、試合は10分ハーフ

        の延長戦へ突入する。

         

        DSC03220.jpg

        DSC03224.jpg


        泣いても笑っても残り20分。

         

        走り続け疲労した足を投げ出してギリギリのボー

        ルに足を投げ出し、マイボールにしようと競り合

        う。

         

        延長前半4分。ルーテルは伊藤のキープから鈴木

        右サイドを突破。右サイド45度の位置でFK

        を得る。

         

        ボールから複数の選手が走り出し、ショートパス

        で視線を揺さぶり、エリア内に走り込んだ島津に

        フリーでボールが渡る。左足で狙いすます島津に

        、久野が必死にブロックに戻る。

         

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        ボールは、久野の頭をかすめてニアサイドにコー

        スが変わり、咄嗟に反応した生田の左手の先を、

        ネットに吸い込まれていった。

         

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        ルーテルを応援するすべての声が絶叫する。注文

        通りのセットプレーが決まり小野秀二郎監督は渾

        身の右拳を降り下ろす。

         

        延長後半6分、主将のゴールでルーテル学院が

        2−1と勝ち越しに成功する。

         

        国府は攻めるしかない。

         

        尾上のクロスから杉田がヘッドで合わせるがクロ

        スバーを越える。再び尾上、グラウンダーのボー

        ルをエリア内の字室へ。

         

        DSC03243.jpg


        島津をかわして反転して放たれたシュートに黒田

        の指先は届かず、次の瞬間、ボールはポストに当

        たり、跳ね返る。数cmの誤差で交錯する天国と

        地獄。追う者には矢のように、追われるものには

        永遠のように感じられる時間が進んでいく。

         

        DSC03250.jpg

         

        延長後半に入り、国府は尾上を上げて3−1−4

        −2に、さらに前線で走り続けた高原に代えて2

        4番福田虎太郎(コンクエスタ熊本)を投入。最

        後の10分間に懸ける。

         

        DSC03212.jpg

         

        ルーテルは中盤を支え続ける谷本が、スタジアム

        全体に響きそうな声で仲間を鼓舞する。

         

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        互いに前線へのシンプルなボールが増えていき、

        選手たちはボールを奪おうと最後の力を振り絞る

        。国府の最後のカードは25番岸下。だったが、

        尾上が痛んだのを見て急きょ20番中村佑太(

        コンクエスタ熊本)が左サイドに投入される。

         

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        無念の交代となった尾上。タッチラインからゴー

        ル裏を通って引き上げるレフティーに、応援団は

        特大の尾上チャントを歌い仲間の奮闘を称えた。

         

        2分のアディショナルタイムにさしかかる。

         

         

        国府が得たFK。坂本がゴール前へ送り、ヘッド

        ですらした先に走り込んでいたのはDFの藤田。

        しかし、シュートは黒田の正面。

         

         

        そして。

         

         

         

        DSC03298.jpg

         

        国府の最終ラインからのロングボールを黒田が収

        めたところで試合終了。2−1のスコアで、ルー

        テル学院が5年ぶり4度目の優勝を果たした。

         

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        歓喜に湧く選手。


        悲嘆にくれる選手。

         

        DSC03343.jpg


        彼らは互いをいたわり、健闘を称え合った。

         

        何度となく熊本へ足を運び、戦いを見守って来た

        臙脂と緑の選手たちの姿に、自然と涙腺が緩んで

        いた。

         


        結果の出ない日々、熊本地震という困難。
        投げ出してもおかしくない苦しい日々を乗り越え

        て、栄冠をつかんだ選手たち。


        おめでとう。本当に、おめでとう。

         

         


         


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