3月に行われたサニックス杯。
決勝トーナメント1回戦では、東海大五vs青森山田の対戦が行われました。
この対戦は、ひとりの選手を軸として個人的に注目していた対戦です。
その選手は、東海大五の14番、2年生MFの橋本祐汰くん。
http://katchan0840.jugem.jp/?eid=83
2年前、2014年の夏、高知で開催された中体連の全国大会で、
みやこ町立犀川中学校は初めての全国大会で準々決勝に進出。
準々決勝で対戦した青森山田中に0-10で敗れ、彼らの夏は終わりました。
犀川は母親の故があるのどかな場所。
犀川中はもともと強豪校でしたが、
過疎地域の公立中の快進撃は痛快で、
犀川の隣町出身の私も本当に驚かされました。
中学校に石碑が立ったというそのチームで7番を着けていた橋本くんは
東海大五に進学。今年の新チームでは新2年ながらボランチのポジションを
獲得しています。
中学生の時の試合は見ていませんでしたが、青森山田を相手にどこまで
のプレーをするのか、とても楽しみです。
青森山田はGKのU19日本代表廣末陸くんをはじめ、
10番高橋くん、6番住永くん、11番鳴海くんなど、
強力なタレント達が、アップの時から激しく声を出して互いに鼓舞。
朝からの雨の影響で水の浮くピッチで試合開始。
なかなかパスがつながらず、自然と最終ラインの裏を狙ったボールが
増える中で、青森山田のセンターバックはしっかりと跳ね返し、
セカンドボールを回収して主導権を握ります。
東海大五は7番高橋くんを中心としてよく守っていましたが、
前半を半ば、青森山田は住永くんが密集を避けて右へ展開。
充分な余裕を持って上げたクロスを11番鳴海くんが
決めて青森山田が先制。
さらにコーナーキックを7番が決め、
青森山田が2-0とリードして前半を終えます。
後半、反撃に出たい東海大五ですが、
エースの10番及川くんにボールを入れられず、
こぼれ球を絡めとられて裏のスペースに出され
ピンチを招くシーンが続き・・・
10番高橋くんにゴールを許し3点のビハインド。
一矢を報いたい東海大五。
橋本くんは相手の最終ラインの裏に浮き球のパスを多用して
チャンスを探り、中盤の底から前線に上がってチャンスに絡もうと
トライしていました。
残り時間が少なくなり、青森山田がGKを交代。
そして終了間際。ゴール正面で橋本君にボールが入り前を向きます。
周囲が一斉にユウタ!と呼ぶ中でほんの一瞬、エアポケットが
生じたように感じた次の瞬間。
ゴール右すみにコントロールされたシュートが決まり、
1点を返したところで試合終了。
3-1で青森山田が勝利し、準決勝に進みました。
直接話をしたわけではありませんが、
「青森山田」との対戦、彼はどう感じたのかな、
と気になりました。
敗れはしましたが、青森山田と渡り合ったプレーは、
贔屓目はあっても輝いて見えました。
昨秋のアビスパとのプリンスリーグ、
猛吹雪のなかでの武蔵台との新人戦、
最終ラインの防波堤として東福岡のと対峙した
新人戦準決勝と観戦していましたが、
中盤の上下動、チャンスを生み出す右足で
先輩たちの中で存在感を発揮しているように感じました。
試合の様子をTwitterに上げると、たくさんの犀川の仲間たちが、
地元を離れて挑戦する橋本くんのことを応援していることが感じられます。
彼に限らず、高校サッカーという舞台で戦う選手たちは、
皆少なからず様々な期待や応援を受けてボールを追っていることでしょう。
犀川から始まったジャイアントキリング。
橋本くんと同じように故郷を離れて挑戦する仲間たちと、
もっと大きな舞台で再会できればいいなと思います。
そして。
いつかレベスタでその名前を叫ぶ日が来ればいいなと願いながら、
これからも応援していますよ。
決勝トーナメント1回戦では、東海大五vs青森山田の対戦が行われました。
この対戦は、ひとりの選手を軸として個人的に注目していた対戦です。
その選手は、東海大五の14番、2年生MFの橋本祐汰くん。
http://katchan0840.jugem.jp/?eid=83
2年前、2014年の夏、高知で開催された中体連の全国大会で、
みやこ町立犀川中学校は初めての全国大会で準々決勝に進出。
準々決勝で対戦した青森山田中に0-10で敗れ、彼らの夏は終わりました。
犀川は母親の故があるのどかな場所。
犀川中はもともと強豪校でしたが、
過疎地域の公立中の快進撃は痛快で、
犀川の隣町出身の私も本当に驚かされました。
中学校に石碑が立ったというそのチームで7番を着けていた橋本くんは
東海大五に進学。今年の新チームでは新2年ながらボランチのポジションを
獲得しています。
中学生の時の試合は見ていませんでしたが、青森山田を相手にどこまで
のプレーをするのか、とても楽しみです。
青森山田はGKのU19日本代表廣末陸くんをはじめ、
10番高橋くん、6番住永くん、11番鳴海くんなど、
強力なタレント達が、アップの時から激しく声を出して互いに鼓舞。
朝からの雨の影響で水の浮くピッチで試合開始。
なかなかパスがつながらず、自然と最終ラインの裏を狙ったボールが
増える中で、青森山田のセンターバックはしっかりと跳ね返し、
セカンドボールを回収して主導権を握ります。
東海大五は7番高橋くんを中心としてよく守っていましたが、
前半を半ば、青森山田は住永くんが密集を避けて右へ展開。
充分な余裕を持って上げたクロスを11番鳴海くんが
決めて青森山田が先制。
さらにコーナーキックを7番が決め、
青森山田が2-0とリードして前半を終えます。
後半、反撃に出たい東海大五ですが、
エースの10番及川くんにボールを入れられず、
こぼれ球を絡めとられて裏のスペースに出され
ピンチを招くシーンが続き・・・
10番高橋くんにゴールを許し3点のビハインド。
一矢を報いたい東海大五。
橋本くんは相手の最終ラインの裏に浮き球のパスを多用して
チャンスを探り、中盤の底から前線に上がってチャンスに絡もうと
トライしていました。
残り時間が少なくなり、青森山田がGKを交代。
そして終了間際。ゴール正面で橋本君にボールが入り前を向きます。
周囲が一斉にユウタ!と呼ぶ中でほんの一瞬、エアポケットが
生じたように感じた次の瞬間。
ゴール右すみにコントロールされたシュートが決まり、
1点を返したところで試合終了。
3-1で青森山田が勝利し、準決勝に進みました。
直接話をしたわけではありませんが、
「青森山田」との対戦、彼はどう感じたのかな、
と気になりました。
敗れはしましたが、青森山田と渡り合ったプレーは、
贔屓目はあっても輝いて見えました。
昨秋のアビスパとのプリンスリーグ、
猛吹雪のなかでの武蔵台との新人戦、
最終ラインの防波堤として東福岡のと対峙した
新人戦準決勝と観戦していましたが、
中盤の上下動、チャンスを生み出す右足で
先輩たちの中で存在感を発揮しているように感じました。
試合の様子をTwitterに上げると、たくさんの犀川の仲間たちが、
地元を離れて挑戦する橋本くんのことを応援していることが感じられます。
彼に限らず、高校サッカーという舞台で戦う選手たちは、
皆少なからず様々な期待や応援を受けてボールを追っていることでしょう。
犀川から始まったジャイアントキリング。
橋本くんと同じように故郷を離れて挑戦する仲間たちと、
もっと大きな舞台で再会できればいいなと思います。
そして。
いつかレベスタでその名前を叫ぶ日が来ればいいなと願いながら、
これからも応援していますよ。