黄金世代を訪ねて-3- 増川隆洋

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    JUGEMテーマ:サッカー

    本職はボランチ。でも基本CB。ときどきFW。

    最終ラインから両足でロングパスをバンバン飛ばし、時にはキャノン砲のようなFKを放ち、
    191cmの長身を生かしてゴール前に立ちはだかり、長髪を降り乱してヘッドを叩きこむ。

    そんな選手の名前を覚えたのは、2004年6月のサガン鳥栖とのダービー@博多の森。
    前半で1−2と逆転されて雰囲気最悪の中で、CBからFWに上がって同点のヘッドを叩きこみ、
    再逆転に導いた、増川というデカイ奴。

    もうひとりのデカイ奴、太田恵介と同じ、タメの選手だった。

    もう1敗もできない崖っぷちからの奇跡の8連勝で入れ替え戦に進むも柏に敗れて涙に暮れた2004年。

    翌年、練習生からアビスパでプロの道を開いたDFは名古屋に移籍して行った。

    それは見事なステップアップ。

    毎年のように有名選手が入って来るグランパスにおいて常にポジションを脅かされながら譲らず、
    闘莉王と鉄壁のコンビを組んで2010年にはリーグ優勝、ベストイレブンにも選ばれた。

    監督が違えば、日本代表に呼ばれていたかもしれない。

    そんな知る人ぞ知る名CB、増川隆洋。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A2%97%E5%B7%9D%E9%9A%86%E6%B4%8B


    黄金世代の一人として、サインをもらいに行きたいけど、熊本から名古屋は遠いし、
    来年でいいか、と思っていたところに流れてきた衝撃のニュース。
    http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/11/20/kiji/K20131120007047070.html
    そんなばかな。今シーズンもバリバリやってるじゃないか。

    とにかく、来シーズンどこに移籍するか分かったもんじゃない。東南アジアもありうる。
    もう34歳だし、引退されたらかなわん。

    会えるうちに行くしかない!

    そう決意し、名古屋行き夜行バスに飛び乗りました。



    バスに揺られること11時間。さらに電車で40分。駅から徒歩15分。



    愛知県豊田市、トヨタポーツセンターを訪れました。

    火曜日の午前11時だというのに、100人以上のサポーター。

    ビッグクラブすげぇぇぇと感心していたら、普段は30名程度とのこと。

    ホーム最終戦を控え、
    ストイコビッチ監督、田中隼磨、阿部翔平と退団する人がビッグネームばかりで、
    みんな色紙やユニホームを抱えていました。

    特に、


    田中隼磨選手の人気は絶大のようで、
    再契約を求める嘆願書に署名を集めて回るサポーター、
    フラッグに寄せ書きを集めるサポーター。
    ファンサービスに現れた本人を前に涙するサポーターも居て・・・

    アビスパはここ数年理不尽な別れを繰り返しているだけに、
    気持ちは痛いほど分かる。



    増川選手を待っている間、隣にいた方に
    ここで待てばいいんですか?とか写真って撮ってもOKですかね?とか聞いているうちに
    いろいろお話して、アビスパのサポーターで九州から来た、と言うと、
    周りの方も含めてずいぶん驚いていた。

    そりゃそうか。

    そしてターゲットの登場。

    持ってきたユニホームにサインをもらっているときに、お節介をやいてくれたサポーターが
    「彼、福岡から増川選手に会いに来たんですって!!」と言ってくれると、
    さすがに驚いていた。

    「自分アビスパサポーターなんですけど、ずっと応援してました。」
    「これからも頑張ってください!」
    そう伝えると、嬉しそうな表情を浮かべていた。

    アビスパサポーターとしては、戻ってきてほしいのはやまやまだけど、
    増川はまだJ1で十分戦える。

    まだ、J1で待っていて欲しい。




    繰り返す春夏秋冬の中でキャリアを積み上げ、
    今また厳しい現実に直面している黄金世代の戦士。

    どこでプレーをすることになっても、喜怒哀楽をともにした記憶が消えることは絶対に無い。

    トヨタスポーツセンターで出会ったサポーターたちに、改めて教えてもらいました。

    いろいろ世話を焼いて頂いてありがとうございました。



    (上)増川隆洋34歳 琴丘高⇒大商大⇒福岡⇒名古屋⇒???
    (下)播戸竜二34歳 琴丘高⇒G大阪⇒札幌⇒神戸⇒G大阪⇒C大阪⇒鳥栖

    残り少ないプロサッカー選手としての時間。

    ともに国立をめざした2人が、再び同じチームでプレーする奇跡の瞬間を、願わずにはいられない。






    いられないけど・・・・





    サガン鳥栖以外でお願いします(笑)

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